psdのレイヤー毎に画像を一発で書き出し保存する方法
psd内に含まれているレイヤーごとに書き出し保存する際、上から順番に「非表示して保存、非表示して保存…」という方法をしていませんか?
今回は一発でレイヤーを保存する方法を紹介します。
書き出す前に知っておきたいこと
あらかじめ知っておきたいこととしては、書き出し後のファイル名はレイヤー名と通し番号がつくこと、書き出されるファイルには調整レイヤーなども含まれることなど。
書き出し後のファイル名はレイヤーの名+通し番号
例えば「sample」というレイヤーを保存した場合、「_0000_sample.jpg」といった具合になります。
また、通し番号の前に決まった文字を付けることもできます(後述)
通し番号はレイヤーの順番通りに連番になる
ブログの掲載順の並びにしておくと便利です
グループも書き出されるがレイヤーとは別ルールのファイル名で書き出される
グループ内のレイヤーも1枚ずつ書き出されます。
書き出し後のファイル名はレイヤー単体のものとグループ内のものとでは命名規則が異なります。
レイヤー単位の書き出しだと「_0000_sample.jpg」となりますが、グループ内で書き出されたものは「_0000s_0000_sample.jpg」となります。
フォルダ内の並びとしてはレイヤー、グループの順番になってしまいますので、これならいっそレイヤー単体であろうがグループ化してしまった方がファイル名としてはきれいな構成になりますね。
調整レイヤーなども書き出されてしまう
調整レイヤーを使ったりクリピングマスクで別レイヤーをオーバーレイしている場合、それらのレイヤーも書き出されてしまいます。
ちょとややこしいのですが、例えば赤いリンゴを調整レイヤーで青くした画像の場合、真っ白の画像(調整レイヤー)と赤いリンゴの画像が書き出されます。
調整レイヤーをクリッピングマスク化(ctrl + alt + G)している場合は、赤いリンゴと青いリンゴの画像が書き出されます。
考えるのが面倒くさければレイヤーをまとめてグループ化(ctrl + G)してから統合(ctrl + E)してしまうのがよいかと思います。
psd内には2枚以上レイヤーが必要がある
書き出すにはpsd内に2枚以上のレイヤーが必要です。
書き出しまでの手順
書き出したいレイヤーが揃ったpsdファイルを開き、
上部メニューから書き出しを選び、オプションを設定してから実行するだけです。
書き出したいレイヤーが入っているpsdを開く
複数のレイヤーが入っているpsdファイルを開きます。
ファイル > 書き出し > レイヤーからファイルの順に選択
ファイル > 書き出し > レイヤーからファイルの順に選択します
保存先、ファイルの先頭文字列、書き出しのファイル形式などをオプションから設定
「レイヤーをファイルに書き出し」の中から書き出すにあたっての設定をします。
保存先
書き出し先の保存場所を選択します。
ファイルの先頭文字列
書き出すファイル名の先頭につける文字を設定できます。
例えば「2022_04_29」と入力すれば、書き出した際に「2022_04_29_4桁の通し番号_sample.jpg」というファイル名になります。
表示されているレイヤーのみ
「表示されているレイヤーのみ」のチェックが外れている状態で書き出すとpsdファイル内の全てのレイヤーが書き出されます。
チェックが入っている状態で書き出すと表示されたレイヤーだけが書き出されます。
書き出しのファイル形式
書き出すファイルを「BMP」「JPEG」「PDF」「PSD」「Targa」「TIFF」「png-8」「png-24」の中から選択します。
その下の「〇〇オプション」から画質の設定が可能です。
上記をすべて設定できたら「実行」を押しましょう。指定した場所に画像が書き出されます。
結論:単一レイヤーが並んでいるpsdファイル以外はちょっとした手間が必要
前述の通り、調整レイヤーやクリッピングマスクが使われている場合、余分なレイヤーまで書き出されてしまいます。
また、グループフォルダは通し番号が新たに追加されてしまうこともあり、
若干手間ですが、グループフォルダに名前をつけてCtrl + Eでレイヤー統合という作業が必要です。
(もしかしたらもっと方法があるかもしれないけど僕の頭ではこれが玄海師範)
ここまで書いておいてなんですが結局書き出し用のアクション機能作って、そちらを使ったほうが早いかもしれません。
最悪のシメだ。
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